ゆきたんぶろぐ

編み物の事だけ書いたブログを別にしました。 編み物だけ見たい方はこちらにどうぞ。 https://senachester7-amiami.blog.jp/

故郷

母の味

もう木曜日ですが、先日の日曜日の事です。

夫がつくばサーキットまでレースを観に行くと言って、
途中で降ろしてあげるから行く?と言いました。
茨城の那珂に知り合いがいます。
で、行って来ました。


IMG_3261(2)
常磐道、友部に着いたのは9時ころですがガラガラでした。
あんまり混んでいるのも嫌だけどこんなに空いているとちょっとつまらないね。
活気がなくて、コロナのせいだと思うけど、早く元に戻って欲しい。

友人はしょっちゅう自宅の畑で採れた野菜を送ってくれて、
LINEや電話で話をしているのだけれど、会うのは3年ぶりくらい。
たわいもないおしゃべりを楽しむだけのつもりが、
すぐそばに竹山があるから竹の子を取りに行こう・・ってなって。
もちろんその竹山の持ち主には許可を頂いてますが。

IMG_3267(2)
ここ、車で2~3分もかからない、歩いても行かれるのだけど、
竹の子掘りの道具、鍬って言うの?よくわからないけどそんな持ち物や、
掘った竹の子を持って来なきゃならないから一応車で。

IMG_3265(2)
あったー!
竹の子って、こんな風に生えてるんだ~!
初めて見たよ。

IMG_3266(2)
あちこちにポコポコって生えてる。

IMG_3264(2)
採れたての竹の子

採るのは生えてる向き?があるみたいで、
私にはどこを掘ったらいいのか分からなかった。
知り合いのご主人が採ってくれました。

ほんの数分だけどすごく楽しかったです。
って、私は何もせずに見てただけだったけど。
竹の子掘りなんて初めての体験


IMG_3262(2)
いつも送ってくれる野菜が採れるお友達の家の裏庭の畑。
お天気も良くて、絵に描いた様なのどかな風景。
父の実家、福島みたい。

父の実家は富岡で原発事故のため、もうありません。
なので故郷(厳密には父の故郷)から野菜が送られて来る事はもうなくて、
本当に寂しい。
そんな福島の風景によく似てる。

畑でいろんな野菜を見せてもらったり、
菜の花を摘んだりしていたら・・

IMG_3263(2)
トカゲ

田舎暮らしもたまには良さそうだけど、自然が相手は大変だと思う。
虫も昆虫も、爬虫類も怖いもん。

尽きないおしゃべりをして、
お土産に野菜やお米まで頂いて、
お昼ご飯をご馳走になって、大満足で帰って来ました


IMG_3269(2)
もう食べちゃってから写真を思い出して・・
最近すっかりブログ用に写真撮るの忘れてます

竹の子、蕗、身欠き鰊の煮もの。
うちでは味噌味で煮ます。

今迄は毎年母が煮てくれたのをもらってきて食べていたんだけど、
その母はもういない。
自分で作らないと食べられない。
そんな時、あんなに口やかましくて鬱陶しかった母が恋しいと思う。
淋しいです。

でもね、同じ味に煮れるよ。
さんざん子供の頃から手伝わされて育ったのでね。
母が大好きだったこの竹の子の煮もの。
母にも食べさせてあげたくて、兄の家に持って行きました。
仏壇に供えてくれたかな。

うちの家族はいつも母からこの竹の子を食べさせられていたので、
この煮物が大好きです。
すごくいっぱいもらってきて全部煮たのに二日で食べきりました。
今シーズン、もう一回は食べたいねと言っています。

確かに美味しいんだけどさー・・
あく抜きする為に糠で煮る大鍋を出すのが大変なんだよ~
狭いキッチンでさー・・大鍋
キッチンコンロ、75㎝にしようか迷ったんだけど、
それだと調理スペースが狭くなるからやめた。
でも最近、75㎝にしとけば良かったなー・・って思うことが多いです。

IMG_3271
そう言えばこの日はサバの塩焼きを作ったんです。
ラ・クックのオートメニューです。
蓋をして焼くと焦げ目がつかなくて美味しくないという人が居ますが、
ちゃんと焦げ目がつきますよ。
しかも遠赤外線のお陰でふっくら柔らか。
一度もひっくり返さずに自動で美味しく焼けます。
買って良かったよ~


私の福島

今日はいよいよGW最終日。

高速道路は混んでいるのでしょうね。
我が家は何処へも行かないとは言いながらも、家にじっとしていられない夫です。
ちょこちょこ出かけているので、おうち大好き派の私はもう疲れています。
明日からは平日、嬉しいなぁ。
夫がいる毎日も良いですけど、いない毎日もそれはそれで良いもんですわ。


お正月やGWやお盆、人類大移動の季節になると故郷について考えます。
私は殆どこの辺りで暮らしているので、実家は2kmくらいだし、
故郷という感覚がよくわかりません。

父は福島県、今はかつてないほど有名になってしまった富岡町出身、
母は新潟県、これまた雅子妃で有名になってしまった村上市出身。

母はこの連休に兄と二人で村上に行って来ました。
たくさんのお土産、海の幸、山の幸(山菜)を兄弟に頂いてきました。


父の実家の福島県富岡町の思い出は・・・

子供のころは毎年2回くらい行っていました。
でも父は行けば必ず朝から兄弟と飲み始めてしまうし、父にとっては実家なので
特に行きたい所などないのでしょう、お正月やお盆は親戚がたくさん集まっているし。
だから子供の私たちは従兄と遊ぶのが唯一の楽しみで、
福島そのものの観光など全然したことがありませんでした。
何もないところ・・というイメージだったのです。

福島は実際は目立たないけど観光地がたくさんあります。
大人になって、自分たちで出かけるようになってからは、かなり回りました。

昔の父の実家はホントに田舎でのどかな町。
夏休みに汽車で私と兄二人で行って、おじさんが駅に迎えに来てくれ
1カ月とか泊っていたり、私の友達も一緒に行って泊ったりしていた事もあります。

トイレは離れで当然ポッちゃんトイレ?夜中に行くのが怖かった。
お風呂も離れで薪の五右衛門風呂、
入る時に気をつけないと足元の板がひっくり返ってしまいます。
従兄達とワイワイ言いながらとても楽しく入るお風呂、
あまり水でうめると後からまた薪を炊かないとならないから熱くても我慢。
それでもぬるいとよく怒られたっけ・・

土間があって井戸水をカメに入れておきます。
スイカやヤギのお乳などは道のわきにある川(生活用水?)につないで冷やす。
その水は洗濯したり、洗い物したり、飲み水にこそしなかったけど
今考えると汚い?でも当時はとても綺麗に透き通っていて夏は冷たくて気持ち良く、
さんざん遊んだ汗だくの体の泥など落としたりしました。

井戸なんて当然体験したことがありませんから、私は上手に水が出ない。
従兄達は毎日井戸からカメに水を入れてますから上手でした。

盆踊りは真っ暗な道、懐中電灯を持って行きました。
一人1個持っていないと、暗くて歩けないほど真っ暗、怖かった。

田舎の朝は早くて、6時ころになると寝ている私の鼻を葉っぱで従兄がくすぐります。
従兄達はもう庭掃除や草むしりなど、子供の一仕事を終えているのです。
早く起きて遊ぼうよ、というお誘い。

東京のおじさん(ホントは埼玉だけど)と都会っ子という設定。
何をやっても、垢ぬけてるね、などと言われて隣近所の子も集まってきました。
いる間中、田んぼや畑で遊んだり、川に泳ぎに行ったり、
それは楽しい思い出ばかり。
まだ自家用車すら珍しい時代のことです。

そんな田舎の家もおばあちゃんが亡くなっておじさんが建て替えました。
かなり前、もう何十年も前のことですが、私の中の田舎は昔の家です。

おじさんが建て替えた家は、それでも昔の家です。
水道が引かれ、トイレもお風呂も家の中になりました。
でも客間は12畳の部屋が3つも並び襖を外すと大広間になるような家でした。
後に唯一の洋間の応接間や大きくなった従兄の離れ等が増築されました。

前は火鉢などいくつもあったし、掘りごたつだった。
おばあちゃんがいつも猫を抱いて前にいたダルマストーブもなくなった。
おじさんは嬉しそうだったけど、ちょっと私は淋しかったですね。
蔵もあったっけ・・蛇が出るとか出ないとか聞いて恐かった。


そんな家も
おじさんが数年前に亡くなり今度は従兄が大々的にリフォーム。
エアコンが入り、キッチンはなんとオール電化に。
田舎の暮らしはこちらよりずっとリッチ。
大きなTV、ソーラーパネル、自家用車は一人に一台になりました。


そこに、あの震災でした。

富岡町は第一原発からすぐ近く、第二原発は富岡町にあります。
すぐに連絡しましたが電話はつながらず、避難先は何度も変わり、
避難先からまた避難という状態。
グーグルで探しやっと手がかりをつかんだのはかなり後のことです。
従兄達はペットを連れて自家用車で出たのでなかなか見つからなかったのでした。
避難の途中で連れていたビーグル犬ゴン太は車の中で抱かれたまま亡くなったそうです。
避難先は二本松、ゴン太はもう年寄りだったので寒さが耐えられなかったようでした。
車の中で毛布にくるまって犬と過ごしたそうですが、寒くて寒くて、
飲み水が車の中でも凍ってしまうほど寒かったのだそうです。
人間も大変ですが、動物たちも大変、命に変わりはありません。

現在従兄達は福島市内にいます。
置いてきた猫二匹も今は連れ戻せて一緒に暮らしていますが狭い家です。
それでも家族みな無事なのだから、ヨシとしましょう。

おばさんは知らない土地で知り合いもいなく精神的にかなりきつかったようで、
残念ながら、痴呆が出てしまいました。
お嫁さんに辛く当たり、お嫁さんも参ってしまい一時は鬱状態に。
でも最近はおばさんが昼間デイサービスに行くようになり、
お嫁さんも少し自分を取り戻せるようになったそうで元気になりました。
おばさんもデイサービスでお友達が出来、痴呆もちょっとだけ落ち着いてきたそうです。
仲良しの姑と嫁だったのです、こんなことさえなければ・・


父は18年前に亡くなり、実家の境内の中に自分のお墓を用意してありました。
富岡インター下りてすぐのところです。
父が生きていた時は、父は現役でしたので仕事がありましたから、
田舎に行くのはせいぜい年に2回くらい。
父が亡くなり、私たちは年に4回もお墓参りに福島へ行くようになりました。
一番行きたかったはずの父よりもたくさん行っています。

18年間、年に4回も行くのは時には都合の悪い時もあり、結構大変です。
実質墓守してくれている(掃除などありますから)従兄達、お寺、
お花やお土産、心ばかりですけど、高速代やガソリン代など、
兄はサラリーマンだし、負担は小さくありません。
私たち夫婦と兄夫婦で変わり番こに行くようにしていました。

お父さん、こんな田舎にお墓作らなくても良かったのにな~・・・
つい、愚痴が出る時もありました。
でも自分が死んだら田舎に帰って、親が眠っている境内に一緒に眠りたいと、
父が選んだお墓なので、こちらに持ってくるつもりもなかったのでした。

現在、お墓はそのまんま。
従兄の情報では、一時帰宅の際見に行ったら、墓石が倒れてたそうです。
でもどうにもなりません。
生きている人優先です、お墓は二の次。
別の場所に共同墓地を・・と住職さん達が東電に訴えているようですが、
見通しはついていません。

従兄やおばさん達、
先が見えないことが一番辛いと言います。
ダメならダメでどこか別のところに住まいを構える・・という選択肢も見据え始めているよう。
おばさんはその話が出ると、いきなり怒りだすそうです。
でもね・・・体に害がある所じゃ戻れないでしょう?

まだまだ福島の復興は遅れています。
ホントに原発さえなければ・・・
でも原発で生活が支えられていたのも事実。
他の従兄達はまだ原発で働いています、後処理をしているのです。

思いは複雑です。

思いは重い。
親戚はいわきなど、福島にたくさんいます。
早く元の生活になるように・・・

大型連休になると故郷について考えます。
なが~~~いお話にお付き合い下さりまして、どうもありがとうございました。

原子力発電所

相変わらず富岡の親戚とは連絡がつかないけど
たぶん無事に避難している事と思うし、私が気をもんでも解決しません。
分かってはいるのですが・・

これからの生活、
こんな事故があってはもう原発の地域の人は家に帰れないんじゃないでしょうか。
まだ分からないけど長期戦は覚悟をしないとダメですね。

父の故郷、富岡町は第一原発と第二原発の間にあります。
のどかな田舎の町、働く場所もなく若い人たちは都会に出ることが多いです。
原発はそんな町に雇用をもたらし税金を納め町を活性化させました。
従兄たちも一度は東京方面に出て来ましたが今は地元に戻っています。
そして原発の仕事をしているのです。
というか、それくらいしか働くところがないし、
逆にいえば働く場所が出来たから親のいる故郷にかえれたのです。
だから地元の人にとっては事故は怖いながらもありがたい存在です。
父が原発は反対だと兄である伯父さんに言ったとき
それはよその人間の言う事だと言われました。

文化的な生活をするためには電力は欠かせません。
どこかが犠牲になるのです。

今、こんな事故が起きて、父が早く亡くなって良かったと思っています。
父はこんなことを知らずに、自分が育ったのどかな町だけを思っているはず。
知ったら、悲しむでしょう。

子供のころは夏休みになるといつも行きました。
兄と汽車に乗って二人、蒸気機関車でした。
夏休み中いて、盆踊りに行ったりプールに行ったり、
遊泳禁止の川で泳いだりもしました。
今避難してるはずの従兄たちと一緒に・・

このまま帰れなくなるのは辛い。
父のお墓にはもう行かれないのかな・・

夜の森の桜・・
もう見られないのかな・・


こんなことを毎日考えています。
考えて悲しんでいてもなにも変わらないんだけど。
今も一生懸命に事故処理にあたっている人がいます。
彼らにも家族や親がいるはず。
もしかしたら自分が事故に巻き込まれる危険だってあるのに・・

見守ります。
祈ります。

自分に出来ることだけして。

被災地じゃ無い人、買い貯めしないでください。
義援金の募金はもちろん良いことだけど
節電や買い貯めをしないことも大切な協力です。
被災地に物資がまわりません。
車を使わず、暖房もなるべく我慢してお茶碗は手で洗っています。
寒い避難所で過ごしている人達の事を思いながら。
もうなるべく冷静に普通の生活をすることにします。

Twitter プロフィール
手作りと猫が大好きなぐうたらママ  布施さん命
最新コメント
記事検索
月別アーカイブ
blogram投票ボタン
プロフィール

ゆきちゃん