先日の25日は娘の初任給の日でした。


「あなた達ねー、
ちゃんと社会人になったら家に自分の食い扶持くらい入れるんでしょうねー？」

子供たちが高校生の時から私は言っていました。
当然ですよね？

社会に出て自分でお給料を頂けるように自立させる事。
それが親としてのお仕事だと思っていましたから。
実際は夫の仕事も不景気だけど子供から援助をしてもらおうなんて思ってはいない。
でも学費がなくなるだけでも大助かり。
子供達二人が無事卒業してくれれば親の役目はもうお終いだよ、
パパ、頑張ろうねーってお互い言いあってきたのです。

息子は心臓が悪くて障害者と位置付けされている、まぁ、弱者なので、
この不景気なご時世にはなかなか正規採用は難しいようです。
でも一応本人働く意思はあるので、現在はコンビニでアルバイトをしています。
本来は安いお給料でも正規採用になれば一番安心できるけど仕方が無い。
今は終身雇用、年功序列の世の中ではないからそのうち中途入社でも何でも
チャンスがあれば・・と思う事にしています。

娘はアメリカで就職したので、ま、ほぼ自立したと言えます。
就職してからは親の援助など一切必要とせず全部自分で切り抜けて来ました。
親と違って、石橋を叩いてもまだ大丈夫なのか確認するくらいの慎重さ・・
つつましく無駄な浪費もせず堅実に生活していたので、
何度か予定外の出費もあったようですがそれでも預金は残せている様子。
旅行や欲しいものはドーンと買っているから上手なお金の使い方なんだろうなぁ。

娘はアメリカで初めてお給料が出た時に、
私たちに色々と買って贈り物をしてくれました。
その時の記事はコチラ
日本で就職するつもりで帰国したのに急きょアメリカに行く事になり、
当座の生活費は援助しましたが自分でバイトしたお金なども持って行きました。
アパートを借りて車を買って自分で生活。
充分な軍資金ではなかったから苦労したと思います。
車も安い中古車を買いました。

歯ブラシ1本、何から何まで買わなきゃならない生活から始まり、
やっと軌道に乗り始めたところでまた日本での生活です。
まぁ、日本では幸い実家から通えるところに会社があるので、
日本にいる間にお金をためた方が良いよ、と話していました。
家は交通が不便なんだけどアパート借りるよりは良いんじゃない？

「自分の食い扶持くらい入れてくれれば家に置いてあげます。」
と私は恩着せがましく言いました。


息子はアルバイトを始めてから月に2万円入れるようになりました。
その時「これでミーも文句を言う権利が出来た。」と言いました。

言いたい事は分かるけどそれは間違ってますよね？
「何っ？！　じゃあこのお金は返すから今から家を出て行きなさい。
この2万円でアパート借りて自分でご飯買って作って食べろ。」
まったく頭の弱い息子です
その後、こんこんと私から説教されましたよ。


さてさて、25日。
娘の日本での初めてのお給料日。
娘が封筒を差し出して「これ、私の食い扶持だから～」と言います。

ふ～～～ん、ヨシヨシ

中身を見たらなんと8万円も入っているんですよ

え～、これは多すぎるよ、こんなにいらない！
だって娘はまた秋にはアメリカに戻って自分で全てまかなわなくてはならないのです。
日本にいる間に少しお金を貯められるといいなぁと思っているのだから。

「良いよ、良いよ。あたし結構いっぱいお給料もらったんだよ～」と言ってます。
アメリカ社がドルで支払う給料を時給にして日本の本社が円で支給。
ボーナスもないからお給料は安いね・・と言っていたのです。
そしたら思ったよりたくさんだったと御機嫌な娘。

「へ～、あんたこんなにたくさんお給料もらえるほど仕事してんの？」
「してないと思うー」
「会社に申し訳ないね」
「あたし、給料泥棒だなー」
「モンク言ってないで頑張って仕事しないとね！」
「うん」

でもこのお金は多すぎると思うからちょっとパパと相談するね。
これは一時預かりにしておく。
「ふ～ん、あ、そ。」


さーーー・・・

娘の食い扶持はいくらにしようかな～？
たくさん食べる娘なのは間違いないけど、3人家族も4人家族もたいして変わらないしな・・
よそのお家はどのくらいもらってるのかな～？

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娘からの封筒に8万円、息子からは2万円。
ママはもうパートやめよっかな～

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