81年前の4月21日、新潟県村上市は桜が満開だったそうです。

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母が産まれたその日、お父さんは
「桜が満開だから「サク子」にする!」と命名したそうな。
母の名前は、サク子です。

母から何度もその話を聞かされていました。
昔は今より寒かったんですね。
最近の桜はそんなに遅くに咲いていないですけど。


父がもうダメだと分かった時も桜が満開で、泣きながら桜を見ていました。
自分のがんの手術の時も桜が満開で、
私は何時まで生きられるのだろうかと不安に思いながら病室の窓から見ていました。
今回も母の病室の前は桜が満開。

しばらくは桜の花を見たくないです。


母と私はいつも言い争いばかり。
似ているから合わないのか、全然違うから合わないのか・・
私は似ていないと思うのだけど、最近母と同じことをしているなぁと気付くこともしばし・・
私の理想の母ではなかったけれど、母は母なりに精いっぱい私たちや孫たちを育ててくれました。
母だから出来たことやしてもらったことなどいっぱい。
感謝しています。
愛情の塊を直球で投げつける母に押しつぶされそうになったり、反発したり。
一年五か月の闘病でしたが、最後は私の家で2か月半過ごしました。
女性の平均寿命は88歳ですからちょっと早いとは思いますけど、
兄も私も精いっぱい出来る限りの事はしたつもりなので悔いはありません。

人間は不死身ではないので
「仕方がないよ」
この一言に尽きます。


良くも悪くも一筋縄では行かない人で、常に存在感がある人だったので、
喪失感が半端ないです。
嫌なところもたくさんあったはずなのに今は良いところしか頭に浮かびません。
心にぽっかりと穴が開いたようです。

桜と共に産まれて、桜と共に散ってゆきました。

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母の戒名には桜の文字がつきました。
おうかんしょうしんだいし、と読むそうです。
良い名前だなぁと思います。

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母がずっとベッドの上で見ていた三人の孫の写真と、
自分のお財布に入れていつも持ち歩いていた娘の写真。

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毎回娘の帰国時にお土産に頼んでいたチョコレート。
「いっぺんに食べると無くなっちゃうから一回に食べるのは2個って決めてるのよ」

大事に大事にちょっとずつ食べていました。
お母さん、残ってるじゃないの~!

これらを棺に入れてあげましたよ。
あと、大好きなカラオケのリストもね。



残された人間は頑張って生きて行くしかありません。
せっかく産んでくれたんだから私頑張るよー

「生きてるうちが花!」

いっぱい感謝してるよ。
ありがとうねー!